Japan Calibration Service Systemの頭文字を取った略称、「計量法校正事業者登録制度」と「計量標準供給制度」からなるシステム。
- 計量法第8章の規定により、計量のトレーサビリティ確保のため設立された制度。
- 計量器を校正する事業者の技術能力・トレーサビリティが、登録機関の国際規格 ISO/IEC 17025の基準を満たしていることを、(独)製品評価技術基盤機構 認定センター(通称:NITE 認定センター)が審査・認定を行っている。
- 基準器との違い
計量検定所で行われる基準器検査で発行される証明書には合格判定はあるが、器差が公差内であれば、表記は「0」とされる。また「不確かさ」も付与されない。
対してJCSSの証明書は、合格判定はないが、「協定質量」と「不確かさ」が付与される。この2つの値がトレーサビリティを確保するための重要な役割をしている。
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